18年前、もっと気軽に色々な中国茶を楽しんでいただいて、日本にも正しい知識と美味しい入れ方を普及するため、自分の理想に近い、本格的な茶藝館を作りました。
100年以上前の古董品を使ったインテリアと螺鈿細工が入った紅木のテーブルや椅子を使った古民家の雰囲気の中で、中国茶を何煎も淹れられるように、専用電気ポットを(インテリアを壊さないように)色を特注し、各テーブルに設置しました。
そして、茶葉を使ったデザートや点心とともに、美味しく入れられる技術を磨きを続けたスタッフが、茶葉本来の持つベストの風味を極めて、最高の一杯をいれるように努力して参りました。
18年間の華泰茶藝館に中では、読書・商談・友人との交流・恋人との恋愛・結婚・出産など、様々な人間模様が織りなされてきました。様々な「茶縁」が、茶藝館で交差して流れていく様を見守ってきました。
昨日も、学生時代から、お茶を楽しみに通ってくださって、ご結婚されたご夫婦がご来店され、お店が無くなることを惜しんで下さいました。
長い間、ご愛顧くださった客様に、本当に心から感謝しています。
中国・台湾のお茶を現地よりも気軽に本格的なお茶が楽しめると、ご好評いただいた茶藝館は3月31日に、いよいよ舞台の幕を降ろすことになります。本当に寂しいですが、茶縁があれば、またどこかで会えると思います。
最後まで、本格的な茶藝館を存分に楽しんでください。
店主 林聖泰より
-------------------------------------------------------------------------
※ 4月以降、茶藝館は「新茶の飲み比べ会」「短期集中講座」「プロ養成講座」中国政府認定「茶藝師・評茶師」などを開催する場所になります。
不定期の開催ですが、日程については、決まり次第、ホームページやツイッターやFacebookでアップしていく予定です。ご興味のある方は、ご覧ください。