第六章 ≪景徳鎮産の磁器≫

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  世界的に有名な磁器の都、景徳鎮。磁器が英語で「China」と呼ばれる理由は景徳鎮にあります。
官窯も多く設立され、博物館にある花瓶や大きな装飾品もたくさん生産されてきました。
中国歴代の皇帝たちも景徳鎮の磁器を毎日愛してやみませんでした。

優れた技術を持った優秀な作家をたくさん輩出してきた景徳鎮では、近くの高嶺村で発見された良質な高嶺(kaolin)土にも恵まれ、数々の逸品が生まれてきました。なかでも、厚い土を少しずつ削っていく高度な技術によって作り出される「薄胎磁」は、透明度が高く、光に透けて見えるその美しさは多くの人々を魅了し続けています。

また、景徳鎮磁器最大の魅力は色彩の美しさ。それぞれの時代に優れた技法があみ出され、様々な美しい色彩の絵や文様が描かれてきました。そして、そのすべての絵や文字には、深い意味がこめられています。

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店主 林聖泰

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