≪人生如茶 人生はお茶のように≫

world_20051129

  先日、10年ぶりにシンガポールの友人と一緒に食事をしました。
20年前の高校時代。シンガポールからの交換留学生であった友人です。

高校時代と今では彼のイメージは全然違います。
語学が堪能で、能力に溢れる彼は、今は国際金融機関のアジア担当責任者
として大活躍していました。

ところが、そんな友人の活躍を聞きながらも、不思議に友達としての感覚
は変わってないのです。

中国のことわざに≪君子之交淡如水≫という言葉があります。
刺激的な飲み物ではなく、水のような淡白・素朴なものは長く付き合える、
ということです。

お茶も同じで、個性があって刺激が強いお茶は、日常にガブガブ飲むのには
向いてないです。逆に、個性が程よく、バランスが良いお茶は、日常茶とし
て人気ものです。

一番高いお茶は個性が強いものではなく、バランスが良く、余韻が長いものです。

人生も仕事もそうです。一時的に強がるのは失敗しやすく、
淡々とコツコツ積み上げたものの方が成功へとつながるように思います。
≪人生はお茶のように≫

店主 林聖泰

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