2006年「華泰茶荘」の新年茶会

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 美味しい中国茶やお気に入りの茶器との巡り合い、同期の仲間や中国茶インストラクター協会の仲間との出会い、すべてが中国茶で結ばれた「茶縁」です。

 今年の新年茶会のテーマでもあった「文人中国茶会」は、まさに「茶縁」による、中国茶会の最も理想的なスタイルであったと思います。

 品茗、空間、花、テーブルセッティング、書、画、音楽…すべてが中国茶で結ばれて、明代の文人たちが開催していたような上流社会の茶会が見事に再現され、参加した人たちに感動を与えてくれました。この茶会では、参加者がテーマを投げかけ、先生がその場で詩を詠んだり、字を書かれたりと、皆様と先生が共に主役として参加されました。そして、二度と同じものは作り出せない、特別な茶会が誕生したのです。

 漢字は、記録と藝術が同時に存在する唯一の表記文字とも言えます。
 この日の詩や書も、記録として残っただけでなく、素晴らしい創造、藝術でもありました。その創造藝術と参加者、先生の実に見事なコラボレーションは、まさに一期一会の「茶縁」というにふさわしいものでした。
「文人中国茶会」VCDの記事はこちらへ
                                 店主   林 聖泰

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