食品安全について

≪食品安全≫消費者にとって一番大切なものです。
現代社会では、色々なアレルギーや糖尿病、高血圧などになる方が
増えるようになりました。
食の研究者の間では、現代食生活のたくさんの食品添加物に問題があると、
指摘する人がたくさんいます。

私は日本に来て既に10年を越えました。
日本の食生活にも少しづつ馴染んできましたが、それでも、いつも、
スーパーやコンビニの店頭に並ぶ商品のラベルが気になります。

消費者の私たちには分からない原料、添加物がずらりと書き並べてあります。
赤102、黄5、青1のような合成着色料、蛋白加水分解物、アミノ酸、乳化剤、
増粘多糖類、など分かりづらい単語をよく見ます。

安全かどうかは別として、家の食卓に合成着色料を使った、綺麗な色の食品
が本当に必要ですか?
添加された余計な食塩、アミノ酸、蛋白加水分解物などは、実は人間の味覚を壊し、
その結果、お母さんが手作りした天然だし料理が、物足りなく感じるようになったり、
美味しくないと感じるようになったりするのです。
コスト削減のため、色変化の防止のため、保存期間の延長のため、…etc.
果たしてこれは本当に進歩なのだろうか?

腐敗しないお菓子や食材、いくらたっても綺麗で艶のある食品、
香りが強くて不自然な飲物が、現代人に本当に必要なのだろうか?
命を養う“食”の健全なあり方なのだろうか?

もちろん、世界から見れば、日本の食品産業は進んでいて、日本の食品添加物の法律は
きちんと定められています。
問題なのは、動物実験のデータに基づいて、人間が作った≪安全基準≫が、
本当に100年後、大丈夫なのだろうか、と素朴な疑問が湧きます。

中国茶はもともと漢方薬として、解毒作用の効能が古くから実証されています。
現代の科学によって、お茶の様々な化学成分がはっきり分かるようになりました。
その成分であるカテキン、アミノ酸などは、現代人の健康に大いに役立つことを
証明したレポートも出ています。

茶を楽しむ私たちは、一杯のお茶の味わいを大切にすると共に、
出来る限り自然に近い、無添加なものを選んで、体内のリフレッシュに努めるのも、
現代社会には必要なことのように思っています。
                        林 聖泰

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