2006春 台湾茶作り旅行記①

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いよいよ台湾に到着しましたが、あいにくの曇り空…。

それでも、気温のせい?それとも旅の興奮のせいでしょうか?とても熱く感じました。

 まず、最初の目的地は、台湾の“窯のふるさと”といわれている、「鶯歌」です。

 友人の開いた超セレブな茶藝館で、“音楽茶会”を開催するのです。

 それは、二階の貸切空間で、二胡と古筝の美しい音色とともに、珍しいお茶をいただくという、なんとも贅沢なお茶会でした。
 演奏家たちは、空気をもゆるがすような華麗なメロディを奏で、それが美味しい中国茶の味わいをさらに増し、まさに中国茶文化の奥深さを感じられました。

 さらに、中華藝術界の人間国宝・潘燕九先生が、この茶会の参加者のため、ひとりひとりに書をかいてくれました。
 「茶縁」「一期一会」など、様々な想いを、文字という藝術表現で豊かにあらわしてくださいました。

 書、音楽、茶、品茶空間…。

中国茶の魅力を最大限に、思う存分味わうことのできたひとときでした。

 その後、そんな藝術的な空気あふれる茶室で、作家物の食器に盛られた美味しい中華料理を味わい、もちろん中国茶もたっぷりと堪能しました。

気持ちがリラックスしたところで、さあ、初日の宿泊地、台中にむけて出発です!
翌朝にはお茶作りがスタートするかと思うと、車に揺られながら気持ちもたかぶってきました。

天気がいいとよいのですが…。
                 店主 林 聖泰

≪続く≫

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