いよいよ台湾に到着しましたが、あいにくの曇り空…。
それでも、気温のせい?それとも旅の興奮のせいでしょうか?とても熱く感じました。
まず、最初の目的地は、台湾の“窯のふるさと”といわれている、「鶯歌」です。
友人の開いた超セレブな茶藝館で、“音楽茶会”を開催するのです。
それは、二階の貸切空間で、二胡と古筝の美しい音色とともに、珍しいお茶をいただくという、なんとも贅沢なお茶会でした。
演奏家たちは、空気をもゆるがすような華麗なメロディを奏で、それが美味しい中国茶の味わいをさらに増し、まさに中国茶文化の奥深さを感じられました。
さらに、中華藝術界の人間国宝・潘燕九先生が、この茶会の参加者のため、ひとりひとりに書をかいてくれました。
「茶縁」「一期一会」など、様々な想いを、文字という藝術表現で豊かにあらわしてくださいました。
書、音楽、茶、品茶空間…。
中国茶の魅力を最大限に、思う存分味わうことのできたひとときでした。
その後、そんな藝術的な空気あふれる茶室で、作家物の食器に盛られた美味しい中華料理を味わい、もちろん中国茶もたっぷりと堪能しました。
気持ちがリラックスしたところで、さあ、初日の宿泊地、台中にむけて出発です!
翌朝にはお茶作りがスタートするかと思うと、車に揺られながら気持ちもたかぶってきました。
天気がいいとよいのですが…。
店主 林 聖泰
≪続く≫