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最近の気持ち | 華泰茶荘

最近の気持ち

最近、2007年新茶の選定や茶器の開発などの仕事がとても忙しくて、さらに「第3回中国茶テーブルセッティング大会」と「夏の中国茶大茶会2007」の仕事もあって、なかなか気が抜けない状態です。
 仕事に集中するために、朝までほとんど寝られないことになります。気がついたら、父の日さえ忘れて、仕事してしまいました。

 振り返れば、中国茶・台湾茶が大好きで、11年間も日本で頑張ってきました。当初一人で大学院に勉強するため来日し、偶然のきっかけで家業を継いで、日本にこんなに長く住んで家庭を作ることになるとは当時夢にも思わなかったです。人生は本当にわからないものですね。
 中国茶・台湾茶をきっかけに、一人の寂しい状態から、たくさんの友人とお客様ができて、とても嬉しいです。今まで多くの友人やお客様から褒められた言葉は、常に前に進む自分を支える原動力になったと思い、心から感謝しています。その時代は本格な中国茶専門店がほとんどなく、新天地で新しいやり方を、手探りの状態で模索していました。

 その中で、日本で初めて、中国茶の初級コースからプロ養成講座や、中国茶インストラクター養成講座まで中国茶・台湾茶に関する講習会を開催し、正しい知識を広め、日本における中国茶の知識を根付かせようと決心しました。10年間、講習会・イベントがきっかけでたくさんの生徒と出会ったチャンスに恵まれて、とても感謝しています。皆様は一枚の賞状のためではなく、厳しく訓練を受けて、しっかり実力を身につけて、勉強の中で一緒に成長してきます。本物のプロを育成するため、厳しくしなければならないこともよくあります。そして、時々自分がお爺さんとベテラン職人のもとで勉強した時を思い出します。本物プロは、短期速成のものではなく、毎日自己努力を重ねて、専門な知識や技術を身につけた結果です。

 中国茶専門店・茶館・中国茶講師の専門人材を育成するために、「中国茶インストラクターコース」は専門知識と現場茶作り実習と国際レベルの中国茶芸技術、研究発表能力、茶葉料理など盛り沢山の内容をこなして、一人一人でじっくり育てます。また、2001年に成立した国家資格の「中国茶芸師」・「中国評茶師」など講座は、中国茶の最高権威「中国茶葉研究所」「中国茶葉学会」と提携し、いち早く日本国内でも政府認定の中国茶芸師・評茶師の講座を開催します。この結果、2006年台湾政府主催の「台湾茶文化博覧会」にも招かれて、「プーアル茶芸・壺芸」誌に掲載された通り、現地のマスコミにも大きな話題を呼びました。
 美味しく綺麗な茶芸は演出者の国籍に関係なく、正しい方向性を持って毎日努力する事の結果だと思います。

自称の「××茶師」のタイトルで自慢することではなく、ちゃんと基礎から勉強して、毎日一生懸命に努力し、専門知識を習得する人は、必ず本物のプロになると思います。賞状や自称などは単なるタイトルにすぎません。もちろん、勉強する間には間違いが必ず付いているので、大切なのは間違いを認めて直すという気持ちです。本物のプロは、自分の理念とプライドをしっかり持ち、勉強する時に必ず自己の反省心と聞く耳は持っていると思います。
                              まだ勉強中の店主 林 聖泰

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