FAQs

Q?

「茶芸師/評茶師」の国家資格は、受講・受験は誰でもできるのでしょうか?

A.

①初級資格 <初級茶芸師・初級評茶員>
初級講座に関しましては、中国政府機関の指針に則り、政府認定の講師並びに公認試験官の下に開催されており、基本的に一般の方々も参加可能です。

ただし、資格を取得した後に、より上級の資格へ昇級したい場合には、原則に最低でも一年の期間が必要です。
例えば、2007年1月の初級茶芸師に合格すれば、2007年2月の中級茶芸師を受講することが可能です。

②中級資格 <中級茶芸師・中級評茶員>
中国政府機関に問合せた結果、同じクラスで受講して、個人のレベルによって証書を分けることは、通常行なわないとの事です。通常中級講座は、やはり初級レベル、プログラムも異なる授業を受けなくてはならないのです。
そこで、初級の資格を取得されていない方が中級講座を受講する前には、事前に書面審査(資格審査)と能力検定を行なっています。

<中級茶芸師の受講資格>
①「初級中国茶芸師」の国家資格をお持ちの方
② 初級茶芸師能力養成講座をご受講し、初級茶芸師検定試験に合格された方
③「中国茶インストラクターコース」を卒業され、さらに中国茶芸を極めたい方

<中級評茶員の受講資格>
①「初級中国評茶員」の国家資格をお持ちの方
② 初級評茶員能力養成講座をご受講し、初級評茶員検定試験に合格された方
③「中国茶インストラクターコース」を卒業された、さらに中国茶の鑑定を極めたい方

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詳しくはお電話(03−5728−2551)にてお問合せください。
≪2010年12月改定≫

Q?

なぜ「中級茶芸師」「中国評茶師」の中級レベル国家資格の取得が可能なのでしょうか?

A.

現在、中国国家資格の「茶芸師/茶藝師」「評茶師」の名前は、日本でも知名度があがり、認定機関が異なっても初級資格の取得者はかなりの人数に達してしいます。今後は、中級以上の資格を取得していないと仕事などに生かすことが難しい時代になると思われます。

初級・中級というステップを踏んで取得する事も大切ですが、費用や時間、年一回の昇級制限など様々な面を考えると、現実受講者にとって、かなりの負担であると思われます。

そこで、これまで華泰茶荘が開催してきた中国茶講習会の成果、中国茶インストラクター協会の実績、さらに卒業した先輩達の活動などを踏まえて、2007年から初級講座に関しては、事前に書面での資格審査と能力検定試験を受けて合格すれば、同等実力者として直接に中級本講座に進めるという試みをすることになりました。

初級養成講座の内容に関しては、所定時間でしっかり学んでいただけるように、日本国内で茶芸師と評茶師の能力養成講座を開催し、詳しい日本語専用教材も発行いたしました。さらに、養成講座の担当講師も国家一級の経験豊富な高級国家資格取得者が担当します。
もちろん、中国茶初心者でも一からしっかり勉強でき、合格できる実力が身につくようを育成していくつもりです。詳細に関しては、HPの「茶芸師準備講座」「評茶師準備講座」をご覧ください。

このシステムの導入により、特に費用面ではかなりの金額を軽減し、中級の国家資格を取得することが可能であり、なおかつ知識面、技術面においてもしっかり習得できる環境を作る事が出来るようになりました。
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詳しくはお電話(03-5728-2551)にてお問合せください。

Q?

中国茶インストラクター養成コースの課程

A.

中国茶もだいぶ日本に浸透してきましたが、今後は一
般的な知識だけでなく、どこまで専門性の高い知識・技術を持っているかが問われる時代だと考えています。
当中国茶インストラクター養成コースは、中国茶のプロを目指し、より一層のステップアップを図りたい方を対象とした、専門性の高い講座です。

当インストラクター養成コースは、お茶の製造から入れ方、茶藝、茶席設計、茶料理、茶藝館の経営、中国茶にいたるまでの豊富な授業を、一年を通して開催しています。また、少人数で行うため、交流密度が高く、非常に内容の濃い講義を行っております。また、講師への質疑応答の時間もたっぷり用意されています。

日本国内でも、海外でも評価が高い、中国茶老舗オリジナルの「中国茶インストラクターのプロ養成コース」です。
茶葉・茶器の製造現場と仕入れのティスティング能力から、高度な中国茶テーブルセッティングと茶芸演出まで、国際的にプロの世界でも通用できるレベルまでの訓練も含んでいる充実した授業内容です。

当インストラクター養成コースは、「お茶の製造」「美味しいお茶の入れ方」「茶藝」「ティーパーティー」「茶道具の設計と配置」「泡沫緑茶・泡沫花茶・泡沫紅茶の作り方」「茶料理」「茶請け」「茶藝館の経営」「中国茶の教育法」など豊富なの授業内容をご用意しております。

コースを修了後は、中国茶文化の普及とインストラクターの情報交換のため2001年に設立された「中国茶インストラクター協会」「中国茶文化協会」に入会が可能です。現在、8年間に約110名近い中国茶インストラクターが、中国茶の普及のため活躍されています。

【趣旨】
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中国茶専門講師の育成
中国茶専門店の人材育成
中国茶藝館の店長の育成
中国茶文化研究者の育成
中国国家資格「中国評茶師」の基礎育成
中国国家資格「中国茶藝師」の基礎育成
国際レベル中国茶芸演出人材の育成
国際茶文化交流人材の育成

【コース内容】
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1講座2時間半~3時間。
月に一回。
毎年1月に開講し、計12回で終了します。

≪主な内容≫
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中国茶講師の基本知識
・中国茶授業の方法論と問題
・美味しいお茶の入れ方
・美しい茶藝の表現方法
・各流派の入れ方
・茶藝の発展と変革
・中国茶ティーパーティーの開催と実習
・中国茶茶器の発展と変革
・茶道具の設計
・中国茶と健康
・泡沫紅茶・泡沫烏龍茶の作り方と実習
・中国茶と水の関係
・中国茶テーブルセッティング
・お茶作りの理論と実際
・美味しくお茶の入れ方
・美しい茶藝の表現方法
・各流派の入れ方
・茶藝の発展と変革
・中国茶ティーパーティの開催と実習
・泡沫紅茶・泡沫烏龍茶の作り方と実習
・中国茶茶器の発展と変革
・茶道具の設計
・中国茶の茶請け
・中国茶テーブルセッティング
・お茶作りの理論と実際
・中国茶の茶酒
・茶葉料理の理論と実際
・茶藝館の変遷
・茶藝館の経営と実務
・中国茶文化と風習
・中国茶の鑑定
・品評会入賞茶の味わい

【卒業必修科目】
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①毎回の予習と復習のテスト、毎回のお茶のテイスティング
②総合筆記試験
③研究論文提出
④国際中国茶藝試験の総合テスト
⑤現地茶作りの実習旅行

【講師】華泰茶荘5代目店主・中国茶芸技師 林聖泰

【受講資格】
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初級・中級・上級の中国茶講習会をすべて受講済みの方(14レッスン約28時間)
中国茶を極めたい方(プロ・店経営者に問わず)

【お申し込み方法】
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申込書に必要事項をご記入の上、下記までご持参又はご郵送ください。
〒150-0043 渋谷区道玄坂1-18-6 日本華泰茶荘 渋谷店

Q?

「中国茶芸」と「中国茶道」は同じものですか?

A.

まず、中国では中国茶道と中国茶芸は意識の異なるものです。

中国茶道は、古代から存在するもので、茶を飲むことから、思想、文化まで、幅広く含まれます。
中国茶芸は比較的新しく生まれたもので、主に茶を美味しく入れたり、美しい技を魅せたりするものです。

決まった作法というものはなく、地域や文化風習により異なります。
流派を立てて商売につなげたいと考える店舗もあるようですが、美味しい入れ方や理論さえ把握していれば、
流派にのらずとも美味しいお茶が楽しめます。

Q?

「茶葉鑑定・評茶」と「茶芸・茶藝」はどう違うのですか?

A.

 品質鑑定・評茶は、白黒つけて評価する、つまり、理性でお茶の長所・短所を見極めるものです。それに対して、中国茶藝は美味しく美しく入れる、いわば感性の世界のもの。

もちろん、正しいテイスティングをしてこそ、より美味しいお茶が入れられるわけですから、まったく無関係というわけではありません。

品質鑑定はプロに任せて、自分は上手に美味しく入れるための知識を身につける、これが理想ですね。

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Q?

ジャスミン茶は寝る前に飲んでも大丈夫と聞きましたが本当ですか?

A.

ジャスミンの花の香りにはリラックス効果がありますので、安眠効果を狙って夜に飲む人もいます。
しっかりと薫り付けされているものであれば、夜飲んでも心配ありません。
気になる方には、清茶(文山包種茶)がベースの、台湾産のジャスミン茶をお勧めします。

Q?

お茶を沢山飲みすぎると眠れなくなることがありませんか?

A.

カフェインが気になる方は、刺激の強い緑茶、生葉に近いお茶ではなく、発酵や焙煎が強めのお茶をおすすめします。
木柵鉄観音茶やプーアル茶、ジャスミン茶などもいいですね。
カフェインは、焙煎をするほど蒸発します。これは、華泰の工場でも証明されています。
お茶を生産している工場では、天井にカフェインの白い結晶が付着しているんですよ。

Q?

時々「ロット」という言葉を耳にすることがありますが、「ロット」とは何ですか?

A.

ロットとは、生産単位のことです。
基本的に、1キロのみというのはありえません。
別々にパッキングされていても、一緒に作ったものであれ
ば、同じロットということになります。
釜炒りする際に、釜に入れる適量を決めますが、品評会に出品するお茶以外、
1キロしか生産しない農家はまずありません。

Q?

華泰茶荘はなぜオリジナルの茶器にこだわるのか。

A.

お茶の専門店の視点から、多数の中国茶に対して、最適な茶器を提供するのも使命だと思っています。
すでに販売されている茶器にもいいものはたくさんありますが、よりお茶を美味しく飲んでいただけるために、
色々な実験を行っています。華泰茶荘には独自のコンセプトとノーハウがたまりました。
これを形にするためには、オリジナル商品しかないと考えています。もちろん、コストもリスクも非常に高いけれど、
お客様にいつも、“もっと中国茶を楽しんでもらいたい”、と思う想いが後押しします。
オリジナル商品が3ヶ月もたたないうちに、真似されるのはよくあります。
さすがにちょっとガッカリします。ただお蔭様で、オリジナルの本物を喜んで選んで下さる多くのお客様が支えられて、開発を続けています。
本当に感謝しています。
茶器問屋さんではない、お茶屋が望む、使い勝て、価格面、デザイン面など追及しながら、
よりこだわりある茶器を今後も作り続けます。どうぞよろしくお願いいたします。

Q?

なぜ今までネット上で茶器を販売しなかったか。

A.

茶器は自分の目で確かめて、クオリティと価格面で納得して選べるのがベスト、というのが華泰茶荘の考え方です。
通販で届いた商品が、写真のイメージと違う場合があるかもしれません。ガッカリする人がでるかもしれない。
8年前に先駆的に中国茶葉の通販ホームページを作る時から、ずっと頑固に茶器の通販を行わなかったのはそんな理由もありました。
最近、茶器の通販ページの競争が賑やかになっています。「中国茶器」のキーワードを検索すると、3千件以上のリストが見つかりました。
その中に、華泰が開発したオリジナル商品や、特許を取った品のコピーがたくさんあって、これには驚きました。
開発したオリジナル茶器を通信販売でも販売しよう、という気持ちが湧いてきました。
“時代の流れは時代の流れ”です。
“今更茶器の通販は遅いのでは”、という声もありますが、今まで茶器通販で満足できなかったお客様や、
より上質な茶器がほしいお客様、なかなか東京に来られない地方のお客様、質の高い中国茶器が好きな皆様に、
喜んでいただける茶器をどんどん提供し続けていきますので、よろしくお願いいたします。

Q?

茶葉はたくさん入れたほうが美味しくなりますか?

A.

茶葉が多すぎると、渋みと苦味が強く感じられ、香りと味のバランスが崩れる危険性があります。
また、実験によると、伸びきれない茶葉は、香りと味の表現を100%出し切ることができません。
丸まった茶葉は急須の底に敷き詰める程度、軽くよじれた茶葉は、急須の底に小山程度が適量です。
※華泰茶荘の「美味しい入れ方」も参考にしてみて下さい。

Q?

烏龍茶の適温と言われた95℃の湯温とはどのように判断したらいいのですか?

A.

やかんの湯が完全に沸騰したら火を止め、蓋を開け30~1分後くらい、水面が沈静した頃が、約95℃です。
華泰茶荘の電気ポットの場合、「自動」から「手動」にスイッチを切り替え、約1分ぐらいで95℃前後になります。

Q?

水道水でもお茶を美味しく入れることはできますか?

A.

お茶と水の関係は非常に大切です。
基本的に、日本の水道水は、消毒の匂いが気にならなければ問題ありませんが、
水道水をそのまま飲めない方やこだわりたい方は、ミネラルウォーターをお使いになることをおすすめします。
ただし、ひとつの水で全てのお茶を美味しく入れることはできません。
長年の実験により、茶葉自身が育った環境の水が、一番相性がいいと証明されています。