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華泰茶荘 五代目店主の物語

目次

1. 五代製茶(技術面)

 200年前、先祖が福建省安渓から台湾に渡り、最初は石碇地域に定住しました。林家の子孫は現在もここで茶園を所有し、茶を栽培しています。私は家族の第五代目として、技術と伝承の役割を担っています。

2. 百年老舗「林華泰茶行」の創立、「大稲埕」の物語

 林華泰茶行は、祖父の林大村と父の林秀峯が共同で創業しました。茶農家が栽培した茶葉を消費者に最短で届けるために設立されました。林華泰茶行は主に茶葉の卸売を行っており、台北で最も古い台湾茶問屋の一つです。

3. 華泰茶莊の誕生(1969年)、精緻な茶葉包装と販売

 私たちは常に茶葉の品質と顧客サービスを重視しています。
 台北の人々なら誰もが「林華泰茶行」の茶を飲んだことがあるはずです。
 台北で育った人は、子供の頃に大人と一緒に「林華泰茶行」で茶を買った思い出があるでしょう。
 お客様は良い茶葉を買うだけでなく、その思い出も一緒に持ち帰ります。華泰茶莊は、精緻な小包装市場を対象としています。

4. 日本での人生の起承転合

 1992年に日本へ留学した際、父と祖父は私に家業を継承し発展させてほしいと望んでいました。しかし、当時若かった私はすぐに台湾に戻り家業を継ぐことを望まず、異国で自分の力を試すことに決心しました。そして、東京の浜松町・芝大門で「日本華泰茶莊」を設立しました。

 当時、日本人は烏龍茶について、黒い茶色の飲み物という印象しか持っておらず、美味しい台湾茶の淹れ方も知りませんでした。台湾では製茶方法の違いにより、烏龍茶に様々な香りや果実の香りが生まれ、聞香杯で香りを楽しむ他、お茶の水色も黒ではなく黄金色の明るい色をしています。
 文化の違いにより、台湾茶は日本で異なるイメージを持たれることが多く、これは貿易業者が茶の専門知識に乏しく、正しい茶葉や美味しい淹れ方を知らなかったためだと思います。

 私は、日本で店舗を開く際に台湾茶の本当の特色を日本の顧客に伝えることを目指しました。後に東京の繁華街渋谷にある場所を見つけ、この理念を広めることができ、お客様から高い評価をいただいております。
 単なるお茶の販売だけでなく、台湾茶・中国茶の茶文化を広めるための店舗の理念を持ち、製茶、茶芸、茶席設計などの専門コースを設計し、大きな話題を呼びました。

 お茶を通じて多くの人と知り合い、台湾茶・中国茶の茶文化を多くの人に紹介できました。この使命は、当初予想していなかったものであり、台湾茶文化が日本に深く根付くことを喜んでいます。
 現在も東京渋谷の店舗で、三階の茶藝館を茶教室として台湾茶・中国茶文化の普及を続けています。

人生は直線ではなく、曲がりくねりながら進むものであり、最後になって初めてそれが正しいかどうかが分かるのだと思います。

  五代目店主 林 聖泰

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