大変ご無沙汰しております。
林華泰茶行・華泰茶荘五代目の林聖泰です 。
台湾も日本も、日中は汗ばむほどの初夏の気候となってまいりました 。
新緑が鮮やかな季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか 。
長らく華泰茶荘のメルマガ「茶言観色」をお休みしておりましたが、本日から「茶言観色」を再開させていただきます。
休刊中も気にかけてくださった皆さまの温かいお心遣いに、心より感謝申し上げます。
実はこの度、私の父であり四代目店主の林秀峯が安らかに息を引き取り、家族全員で静かに見送りをいたしました。父はお茶をこよなく愛し、生涯を台湾茶の発展と普及に捧げた人でした。皆さまから生前に賜りましたご厚情に、この場を借りて深く御礼申し上げます。
現在、私は実家である台湾の「林華泰茶行」にて、父から受け継いだ約180年にわたる歴史的資料の整理・分析を進めております。 歴史建築としての茶行の修復計画とともに、先人たちが残した製茶の記録や茶業の歩みを整理し、後世へ正しく伝えていくこと。
それが五代目としての私の大切な使命だと感じております。悲しみを乗り越え、父が愛したお茶の香りと文化を、これからも皆さまに丁寧にお届けしてまいります。
さて、しばらくお休みをいただいておりましたが、本日から装いも新たに「茶言観色」としてメルマガをスタートします!
産地のリアルな現場情報や、美味しくお茶を飲むための茶学知識などを、より楽しく、わかりやすく皆さまにお届けしていく予定です。
これからの新しい時代にも、変わらないお茶の本質と魅力をしっかりとお伝えしていきますね。
新しく歩み始める華泰茶荘を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします 。
林華泰茶荘・華泰茶荘 五代目店主 林 聖泰
1. 【採れたて!】
2026年春茶・EMS航空便直送スタート
お待たせいたしました。
台湾からEMS航空便による、2026年一番茶の直送がスタートしました。
今年も、台湾の生産現場から届く、採れたての春茶を皆さまにお届けいたします。
今年のおすすめは、以下の3種です。
- 爽やかな新緑の香りがあふれる「極上台湾碧螺春」
- 蘭の花を思わせる上品な香りが魅力の「文山包種茶」
- 高山茶ならではの清らかな甘みが広がる「阿里山烏龍茶」
ご注文が<税別15,000円以上>の場合、台湾の生産現場からの<国際EMS送料が無料>になります。
追跡番号付きで、安心してお待ちいただけます。
◎<2026年新茶>
春茶ならではの若々しい香り、みずみずしい甘み、そして採れたてのフレッシュな息吹を、ぜひご自宅でゆっくりとお楽しみください。
2. 【6月28日開催】楽茶塾
「五つの『観音』物語」
6月28日(日)は、渋谷の華泰茶藝館で大人気の「楽茶塾」を開催いたします。
今回のテーマは、
五つの「観音」物語〜正叢から鳳凰観音、
「知っている」から「語れる」へ〜です。
鉄観音と聞くと、多くの方は安渓鉄観音や木柵鉄観音を思い浮かべるかもしれません。
しかし、「観音」という名を持つお茶の世界は、実はとても奥深く、
伝統・品種・産地・製法・香味の変化が重なり合う、魅力あふれるテーマです。
今回の楽茶塾では、伝統を今に伝える正叢鉄観音を起点に、現代に広がる人気品種、
さらに烏龍茶から紅茶へと展開する“観音”の魅力を探ります。
三種の受賞茶を含む五つの観音茶を飲み比べながら、鉄観音茶のルーツと風味の進化を、
歴史的・科学的な視点からわかりやすく紐解いていきます。
「鉄観音を知っている」から、
「鉄観音の魅力を語れる」へ。
数種類の貴重な観音茶を実際に味わいながら、その香り、余韻、個性を五感でたっぷりと感じていただける内容です。
楽茶塾「五つの『観音』物語」
<開催概要>
日時:2026年6月28日(日)10:30〜12:30
会場:日本華泰茶荘 渋谷店3階 華泰茶藝館
講師:林聖泰
林華泰茶行 五代目 / 日本華泰茶荘 店主
参加費:5,500円(税込)
▼詳細・お申し込み
3. 7月11-12日 【早期申込特典あり】
NPO認定「中級資格」
【2日間集中・プロ養成 2日間集中講座】
7月11日(土)・12日(日)の2日間、渋谷の華泰茶藝館にて、NPO法人中国茶文化協会認定「中級資格」取得講座を開催いたします。
初心者の方から、お仕事でお茶を扱いたい方まで、短期間でしっかりとした知識と技術を身につけられる、大好評の集中講座です。
茶葉の分類、産地、製法、茶藝の基礎、美味しい淹れ方、そして飲み比べによる香味の理解まで、講義と実技をバランスよく組み合わせ、2日間で体系的にお伝えします。
実際に数多くのお茶を飲み比べながら学ぶため、知識だけでなく、現場で役立つ感覚も身につけることができます。
受講後は、NPO法人中国茶文化協会認定の「中級中国茶アドバイザー」資格が取得可能です。
また、将来的に〈一般社団法人 中華茶講師協会〉認定の「インストラクター講師」を目指す方にとっても、必須の登竜門となるプログラムです。
台湾茶・中国茶をもっと深く学びたい方、教える力を身につけたい方、お茶の仕事に活かしたい方は、ぜひこの機会にチャレンジしてみてください。
この講座で取得できるもの
- 「中国茶インストラクターコース」の受講資格
- 正式な「修了証書」
- NPO法人中国茶文化協会認定「中級中国茶アドバイザー」資格
▶︎詳細・お申し込み
4. 【茶学コラム】
茶亭聯から「茶縁」を深く読み解く
今回の茶学コラムでは、昔から茶館や茶亭に掲げられてきた「茶亭聯」から、
お茶と人生の深い関わりを読み解いてみたいと思います。
原文
四大皆空,坐片刻,無分你我;
兩頭是路,吃一盞,各向東西。
茶館や茶亭に飾られてきた対句には、古典詩文に込められた文人たちの美意識や、
一期一会の「茶縁」を尊ぶ精神が色濃く残されています。
この茶亭聯は、ほんのひととき茶亭に腰を下ろし、一杯のお茶をいただく場面を描きながら、
人生の出会いと別れを静かに語っています。
「四大皆空」とは、すべてのものは固定されたものではなく、移ろいゆく存在であるという仏教的な考え方です。
茶亭に座るひとときには、身分や立場の違いも、あなたと私の区別も、いったんほどけていきます。
そして、一杯のお茶を飲み終えれば、人はまた、それぞれの道へと歩き出していく。
そこには、茶を通じて出会い、茶を通じて心を通わせ、そしてまた別々の人生へ戻っていく「茶縁」の美しさがあります。
一杯のお茶は、長く語らなくても、人と人の心をそっと近づけてくれます。
日々の忙しさの中で、どうぞ美味しいお茶を一杯淹れて、この言葉の余韻を味わってみてください。
おわりに
今回より、華泰茶荘の「茶言観色」を新たな形で再開いたします。
これからも、台湾茶・中国茶の産地情報、茶学知識、イベント情報、
そして店主として感じたお茶の魅力を、皆さまにわかりやすく、楽しくお届けしてまいります。
一杯のお茶を通じて、皆さまとまた新しい「茶縁」を結んでいけましたら幸いです。
今後とも、日本華泰茶荘をどうぞよろしくお願いいたします。
五代目店主 林 聖泰
【Copyright(C)2026 日本華泰茶荘株式会社 All Rights Reserved.】
【メルマガ「茶言観色」では、店主が直接お届けする最新情報を配信中です】

